誰にも教えたくないレコードを聴く

アマチュア・オーケストラでヴィオラを弾いています。 過ぎ去りし日、森の中でクナッパーツブッシュのブルックナーの「ロマンティック」交響曲を聴いてこの世界に入りました。一曲を徹底的に聴き比べます。

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イタリア語は・・・「歌に向く言葉」、
フランス語は・・・「愛を語る言葉」、
ドイツ語は・・・「詩を作る言葉」、
なるほどなるほど。
インタビューでこう答えていたのは、
ドイツのソプラノ歌手、エリカ・ケートさん。
おもしろいことに、
その後の、日本語は?という問いに対して、
「日本語は人を敬う言葉です」と答えているのだ。
西洋の言語でオペラやリートを歌っている本場の歌手が、
このような点で日本語の価値を認めていることに驚かされる。
敬い合う心が根底にあるからこそ、
美しい日本語、正しい日本語になるのですね。


Orfeo C 394 401 B
Große Mozartsänger Vol. IV
Konzertarien 1956-1970

モーツアルト
コンサートアリアKV383 “Nehmt meinen Dank”
エリカ・ケート(ソプラノ)
ベルンハルト・パウムガルトナー指揮
ザルツブルク・カメラータ・アカデミカ管弦楽団
1958年
(4分18秒)

+KV420(シモノー),KV369(マティス),KV432(トッツィ),KV208(ギューデン),KV217(シュッティ),
KV541(エヴァンス),KV418(グリスト),KV419(ハルシュタイン),KV431(シュライアー),
KV486a(コトルバシュ),KV513(ファン・ダム)


エリカ・ケート31歳のライヴ録音。
上記のエピソードでも分かる通り、言語に敏感な彼女のこと、
一語一語が心に沁みる素晴らしい歌である。
ちょっとしたアウフタクトや余韻がとても美しい。
ベルガー―シュトライヒの流れをくむドイツのナイチンゲール路線で、
今では聴けなくなってしまった、可憐で可愛らしい爽やかな声。
ナマ演奏の気負いも全くない。
高音部は声質が裏声のように変わってしまうが、
無理に出している感じはしない。
彼女は、音域や歌詞の内容によって
声を使い分けるタイプの歌手だったようだ。
2つ目のフェルマータの後、次の音に降りていく装飾を加えている。

夏のザルツブルク音楽祭にとって、
モーツアルトのコンサートアリアは大切なレパートリーになっているが、
このCDは、1956年~1970年の記録をまとめたもの。
女性陣は、このケートのほか、
マティス、ギューデン、シュトライヒ、シュッティ、
グリスト、ハルシュタイン、コトルバシュと凄いメンバーが並んでいる。
しかも皆30代の瑞々しい頃の出演であり、
モーツアルトの曲がキラキラと輝いている!
コトルバシュの若い頃は本当にいい声だなあと改めて思う。

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