誰にも教えたくないレコードを聴く

アマチュア・オーケストラでヴィオラを弾いています。 過ぎ去りし日、森の中でクナッパーツブッシュのブルックナーの「ロマンティック」交響曲を聴いてこの世界に入りました。一曲を徹底的に聴き比べます。

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ベルリンフィルの前任シェフ、アバドは、2006年ルツェルンフェスティバル来日公演で、
KV418,KV416,KV383とマーラーの第6交響曲でプログラムを組んでいる。
(ソプラノはハルニッシュという人)
モーツァルトが愛するアロイジアに捧げたアリアと
第1楽章に愛の主題をもつマラ6というなかなか良い選曲である。
サントリーホールで行われたこのコンサート、
後半のマラ6は大変な熱演だったとのこと。


DGG 457582
Mozart&Strauss Orchestra Songs
モーツァルト:コンサート・アリアKV383,KV416
クリスティーネ・シェーファー Christine Schafer(S)
アバド指揮,ベルリンフィル
1998年
+KV165,KV344,KV418,KV505
+R・シュトラウス:作品32,36-1,88-1,41,27


KV383は装飾がすごい!
第1節は譜面通りに歌っているが、初めのフェルマータから装飾が始まり、
フェルマータの後に語の繰り返しを挿入したり、高音に差し替えたりしている。
第2節はもう初めからトリルを加えながら歌っていく。
2つめと3つめのフェルマータも飾り付けがたくさん付いている。
曲が穏やかなだけに、ちょっと違和感があるが、面白い。

古楽器演奏がすっかり定着し、次に来るのは即興の時代だと考えているが、
モーツァルトのシンプルな譜面を歌うのに、歌手がどのように装飾を加えるか、
たいへん興味深いところである。

シュトライヒのような可憐さはないものの、クールながらも済んだきれいな声。
長い音符も音がきれいに響いている。
ただし、子音がはっきり出てこないので、
シュトライヒやケートのような一語一語の味わいはここにはない。
これは、歌の余韻を収録できない録音のせいでもある。

KV416の方は、もともと技巧的なパッセージがたくさんあるので、
ほとんど装飾を加えていない。
こちらの方がドラマティックな起承転結を感じさせ、出来が良い。

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