誰にも教えたくないレコードを聴く

アマチュア・オーケストラでヴィオラを弾いています。 過ぎ去りし日、森の中でクナッパーツブッシュのブルックナーの「ロマンティック」交響曲を聴いてこの世界に入りました。一曲を徹底的に聴き比べます。

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爽やかさの中に漂うかなしみ(KV515ハ長調)、
深淵をのぞくような疾走するかなしみの他にも(KV516ト短調)、
対位法に彩られながら、決して成就しない、浮かばれない、無に還るようなかなしみ、
そんな世界がモーツァルトにはあるのだった。


仏カリオペ CAL9231.3
弦楽五重奏曲第5番ニ長調KV593
1 ラルゲット-アレグロ 8:57
2 アダージョ 6:10
3 メヌエット(アレグレット) 5:06
4 アレグロ 5:04
ターリッヒ四重奏団
カレル・レハク(ヴィオラ)
1995年録音
+弦楽五重奏曲全曲、クラリネット五重奏曲イ長調KV581


2・4楽章のテンポは、グリラーQがいかに異常だかがよく分かった。
まったく華美に陥らない質素な弦の音が独特である。
このカルテットは録音のせいもあるのか響きが渋く、
特にヴィオラなどたいへん枯れた音である。
この曲の無を指向する感じにはあっているとはいえ、
モチーフの美しさ、音の重なる響きの美しさはあまり感じ取ることができない。

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