誰にも教えたくないレコードを聴く

アマチュア・オーケストラでヴィオラを弾いています。 過ぎ去りし日、森の中でクナッパーツブッシュのブルックナーの「ロマンティック」交響曲を聴いてこの世界に入りました。一曲を徹底的に聴き比べます。

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この曲の白眉、第4楽章アレグロ。
問題なのは、AからDへ半音階で下降するテーマに手が加えられていたことである。
画像上がオリジナル版(ベーレンライター)、下が改変版(ブライトコップフ版)だ。
いかにこの半音下降が異様なものとして昔の人々に受け止められていたかがわかる。
軍配は当然オリジナル版。
誰が手をつけたのかは知らぬが、
「変えられる音符は一つもない」モーツァルトの音符をいじるとは!
実に1960年頃まで間違った形で弾かれていたようである。

大激走のグリラーQやバリリQなど、昔の名演は全て改変版。
これぞモーツァルトというべきホイトリンクQはオリジナル版だ。

今日は、バルヒェットQを聴く。


コロンビアCOCQ84716/8 (3CD's)
弦楽五重奏曲第5番ニ長調KV593
1 ラルゲット-アレグロ 8:10
2 アダージョ 7:18
3 メヌエット(アレグレット) 5:46
4 アレグロ 5:04
バルヒェット四重奏団
(バルヒェット、ベー、ヒルシュフェルダー、ライマン)
エミール・ケッシンガー(第2ヴィオラ)
1958年録音
+弦楽五重奏曲全集


問題の終楽章は改変版。
グリラーを聴いた後では、この遅いテンポではまったく楽しめない。
第2楽章アダージョでは、バルヒェットならではの気品ある歌が味わえ、
私の好きなヴィオリスト、ヒルシュフェルダーの独立性の高い渋いヴィオラも良いのだが、
全体としては輝きに乏しい演奏である。
第1楽章の終わり方は、テンポは遅くしないものの、
最後の四分音符のみやや長くして終わりという感じを出している。


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