誰にも教えたくないレコードを聴く

アマチュア・オーケストラでヴィオラを弾いています。 過ぎ去りし日、森の中でクナッパーツブッシュのブルックナーの「ロマンティック」交響曲を聴いてこの世界に入りました。一曲を徹底的に聴き比べます。

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先日みたDVD、ケン・ラッセルの「マーラー」は
客車のコンパートメントでのシーンがベースとなって回想シーンが展開していきますが、
この第3番こそ、多種多様な音楽が次々と現れる、まさに旅の時代の交響曲だと思います。
小学校1年生からの鉄道ファンの私としては願ってもない作品なのです。

初めて聴いたときはそれは驚きました。
全6楽章からなっていて、
第4楽章にアルト独唱、第5楽章にアルト独唱と児童合唱、女声合唱が入っています。
第1楽章だけでも30分を超していますし、
中身もとても単一の楽章とは信じられないほどバラエティーに富んでいます。

演奏時間は約100分。
マーラーの交響曲としても、また通常の演奏会で採り上げられる交響曲としても、
最長の曲として、かつてはギネスブックに掲載されていました。
いまはそのような項目はないそうで、あったとしても、
ルーマニアの作曲家ククリンの交響曲第12番が演奏時間約6時間で最長なのだそうです。
(いったいどんな曲なんだ!?)

初めに買ったレコードは、ホーレンシュタイン/ロンドン響の2枚組でした。
この曲以外には演奏を聴いたことのない指揮者でした。
しかし、当時はたいへん評判の良いレコードで、これを選んだわけです。
一発で魅せられたのは、終わりの5楽章の児童合唱と、弦楽が歌う6楽章「愛が私に語るもの」でした。
特に6楽章は、こんなに美しい曲があるのかと思いました。
そのLPは実家にあり、
無性に聴きたくなったのですが、CDは絶版の様子。
海外Amazonで手ごろな価格の中古があったので注文しました。

mahler3_horenstein_cd.jpg

マーラー:交響曲第3番ニ短調
Disc: 1
I: Kraftig Entschieden Listen
II: Tempo di Menuetto. Sehr massig Listen
Disc: 2
III: Comodo. Scherzando. Ohne Hast Listen
IV: Sehr langsam. Misterioso. Durchaus ppp Listen
V: Lustig im Tempo und keck im Ausdruck Listen
VI: Langsam. Ruhevoll. Empfunden Listen
ヤッシャ・ホーレンシュタイン指揮
ロンドン交響楽団
ノーマ・プロクター(コントラルト)
アンブロジアン・シンガーズ
ワンズワース・スクール少年合唱団
ウィリアム・ラング(フリューゲルホルン)
デニス・ウィック(トロンボーン)
1970年7月27-29日

ショルティ、アバド、レヴァイン、バーンスタイン、バルビローリ、テンシュテットなど、
豪華、精密、鮮烈、激情、濃厚な名演奏に永らく親しんできて、
実に久しぶりにホーレンシュタインに戻ってきました。

やはりこれでした。私の3番は!
音量の小さいところのうごめきや、率直に各部分が語られるところは、
この演奏でしか味わえないものです。
大好きな6楽章も、その後、何を聴いても、あるときは物足りなく、
あるときはいじりすぎ、燃えすぎと感じたものでしたが、
これぞ、演奏行為を超えた音楽そのものです。

ユニコーンの初出LPも買っちゃおうかな・・・
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