誰にも教えたくないレコードを聴く

アマチュア・オーケストラでヴィオラを弾いています。 過ぎ去りし日、森の中でクナッパーツブッシュのブルックナーの「ロマンティック」交響曲を聴いてこの世界に入りました。一曲を徹底的に聴き比べます。

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初めに聴いたレコードである曲に感動した場合、
自分にとってその演奏が決定的な存在となります。

ことにマーラーの場合、そういうことが多いような気がします。
譜面の指示は詳細なものの、演奏様式が固定されているわけではなく、
演奏によって肌に感じるものが違ってきやすいからでしょうか。

マーラーの9番を初めて聴いたのはずいぶん昔、
ジュリーニのレコードが発売された時でした。
giulini_mahler9_org.jpg

マーラーは、2番-1番と聴いてきて、いきなり9番を聴いたわけです。
衝撃的でした。こんな彼岸の音楽があるのかと思いました。
終楽章が遅い、チャイコフスキーの「悲愴」と同様の楽章構成にも驚かされました。
もっとも当時はまだ、「悲愴」は聴いたことがなく、
あとで聴いて、「悲愴」の終楽章が短くて物足りなく感じたものでした。
とにかく、このマーラーの9番の終楽章には圧倒されました。

演奏がよかったのです。
このころ、ジュリーニは、各作曲家の最終シンフォニーを立て続けに録音していました。
このマーラーに続いて、ブルックナー、ドヴォルザーク、シューベルト・・・
彼の指揮者歴の中で最も充実した時期だったのです。
先日聴いて感激した、得意のシューベルト第4もこのころです。

giulini_mahler9.jpg
以来、レヴァイン、ワルター、カラヤン、バーンスタイン、テンシュテット、アンチェル、
など、たくさん聴いてきましたが、
久しぶりに聴くと、充実した音で生命力に満ちた合奏をしながらも、
マーラー最晩年の畏怖の気配も濃厚な、
このジュリーニの演奏が、自分にとって一番なのでした。
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