誰にも教えたくないレコードを聴く

アマチュア・オーケストラでヴィオラを弾いています。 過ぎ去りし日、森の中でクナッパーツブッシュのブルックナーの「ロマンティック」交響曲を聴いてこの世界に入りました。一曲を徹底的に聴き比べます。

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画像の取り扱いが気に入らなかったこともあり、FC2に引っ越してみました。

ただいま、所属楽団でやる、シューベルトの第4交響曲を片っ端から聴いているところです。
この曲を得意としていた、カルロ・マリア・ジュリーニのCDが素晴らしい出来です。

D417_giulini_BPO.jpg
1969年ベルリンフィル(ライヴ)
(7:44/8:02/3:09/8:11)
D417_giulini_CSO.jpg
1978年シカゴ響(スタジオ録音)
(10:50/8:52/3:52/8:24)
D417_giulini_BR.jpg
1993年バイエルン放送響(スタジオ録音)
(11:58/9:31/3:43/9:08)

全編、ジュリーニこだわりの解釈で彩られていて、
シューベルトらしい生き生きとしたキザミや情感も十分ないい演奏です。

第1楽章の内声部のシンコペーション、出を強く入っていったん落として旋律を聴かせ、
チェロの合いの手が終わった瞬間にまた一瞬強く出るのは彼だけの解釈。
立体感が増します。
ベルリンフィル・ライヴは反復を省略しているので演奏時間が短くなっていますが、
主部はこれが最も快調です。
シカゴ響の録音も、中程度の速さながら、サウンドが美しく、
切れ味鋭く緊迫感があり、最高といえます。
バイエルン盤は響きが異様な美しさですが、テンポが遅すぎます。

第2楽章はいずれも良いのですが、音の良いバイエルンに惹かれます。

第3楽章は、3拍めからはじまる変わった曲。速いテンポが好みなので、
遅すぎて嫌なのですが、中ではベルリンフィル盤はまだ許せるテンポです。
トリオ後半の歌い方やルバートはジュリーニならでは。
シカゴ盤が最も決まっています。

無窮動の第4楽章、中くらいの速さです。
何といっても素晴らしいのは249小節からの解釈。
ずっと続いていた8分音符の鼓動が、ここでなくなり、
4分音符→2分音符と、基本リズムが緩くなっていく箇所ですが、
崩れ落ちるようにテンポを落とし、音量も落とし、
異様な世界を現出させます。
3つともやっていますが、バイエルンが最も強烈です。

迫真のシカゴ盤、異様な緊張感のバイエルン、勢いのベルリン盤、
いずれも捨てがたい名演奏です。

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