誰にも教えたくないレコードを聴く

アマチュア・オーケストラでヴィオラを弾いています。 過ぎ去りし日、森の中でクナッパーツブッシュのブルックナーの「ロマンティック」交響曲を聴いてこの世界に入りました。一曲を徹底的に聴き比べます。

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マリア・カラス・コンプリート・ライヴ・オペラ・コレクション
第2巻からは、カラス自身が「山猫のような歌」と語った若いエネルギー全開の
メキシコ・ライヴが続く。
メキシコでは記録の保存にたいへん熱心で、
彼女が出演したほとんど全ての演目が残されているのでありがたい。
彼女の最も重要な役柄であるベッリーニの「ノルマ」を聴く。

「歌劇場のマリア・カラス」によれば、
この50年の「ノルマ」は腹だたしいほど音が悪く、
初期のプライヴェートLPは、
「トタン屋根を連打する豪雨のようなスクラッチ・ノイズの連続」
だということなので、覚悟して再生する。


ベッリーニ:歌劇「ノルマ」全曲
Norma : Maria Callas
Pollione : Kurt Baum
Adalgisa : Giulietta Simionato
Oroveso : Nicola Moscona
Clotilde : Concha de los Santos
Flavio : Carlos Sagarmínaga
1950年5月23日 
メキシコ、パラシオ・デ・ベラス・アルテス
グイド・ピッコ指揮


ジャケットから復刻に使ったレコードは米HRE盤と分かる。
音質的にはあまり期待できないレーベルだ。
恐る恐るプレイボタンを押すが、
「トタン屋根」のノイズはなく、ひと安心。
これは、高音をカットしてノイズを減らしているのでは、
と別の不安を感じながらカラスの登場を待つ。
商品化に際してノイズをカットすると、
真っ先に被害を被るのがカラスの声で、
痩せてキンキンする針金のような音になってしまうのだ。

威厳に満ちたノルマの登場シーン。
のちの強烈な名演には及ばないが、圧倒的な存在感である。
幸い、高音カットの被害もないようである。
第2幕のシミオナートとのひたひたと盛り上がる二重唱など、
カラスの登場シーンは存分に楽しむことができた。

音が急に弱くなったり、強音部分の音が割れたりするのが耳障りだが、
なかなか良好な復刻と言えるのではないか。

CDの発売状況は
MELODRAM MEL26018 1988
MELODRAM GM 2.0015-10CD 1997
URANIA URN 22.133 2000
MYTO 2 CD 002.H044 2000
FONO ENTERPRISE 1014.15 2001
MYTO 2 CD 00262 2010

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