誰にも教えたくないレコードを聴く

アマチュア・オーケストラでヴィオラを弾いています。 過ぎ去りし日、森の中でクナッパーツブッシュのブルックナーの「ロマンティック」交響曲を聴いてこの世界に入りました。一曲を徹底的に聴き比べます。

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初演以来、全世界で愛されてきた"La Boheme"
ソ連時代のレコードを聴く。
そもそもこれは冬のオペラ。モスクワなんて雰囲気はぴったりだ。

1961年 Melodiya D 02554/9 (in Russian)
Phil. Orch. Moscow,
Samuel Samosud (cond.)
Elizaveta Sumskaja (Mi), Ian Kozlovsky (R),
Alexandra Jakovenko (Mu), I. Burlak (Ma),
Alexander Tichonov (S), Aleksej Korollev(C),
Daniel Demianov (B), Gennadi Troitsky (A)

テナーはコズロフスキー。ソ連時代のオペラ録音はたいていこの人が出てくる。
Wagnerの"Lohengrin"なんかも歌っている。
スコア25番、Mimiの登場あたりから、とても甘い声を聴かせる。
もちろん声だけだが演技も精一杯つけている。
かなり入れ込んで歌っている。良く通るが重くないいい声。
ロシア語は「ボニャ~」、「スチャ~」とかいってとても違和感があるが、
このコズロフスキーだけは、マコーマックばりの甘く軽く含みのある声なので気にならない。

ミミのシュムスカヤもよく聞く名前。
ちょっとこわい感じもするが、声はなかなかきれい。
終幕の「ミミの死」のところは、オラトリオのようだ。
ショスタコーヴィチの14番の交響曲「死者の歌」を思い出す。
(あとで聴こうっと!)

終幕のバスによる「外套の歌」は、ロシア語だと実に凄い!
まんま、ロシアオペラだ!ここだけ聴かせたら全くPucciniだとは思われないだろう。

サモスード指揮のオーケストラは特にどうということはない。
ときおりウニュ~ッとポルタメントをかけたり、ワルツでパウゼを入れたりしているが。
イタリアやMETの劇場ならぐんぐん加速して盛り上がるところも、
いたって平然と進行する。
コズロフスキーが響きを楽しみながらゆったりいくので、それにあわせているようだ。
モチーフを出すときの基本テンポもとても遅い。もしかして再遅か!?
そんなもんだから、何とこれ、LP3枚6面にカッティングされている!
このところパピやカルロスのヴィヴィッドな演奏をずっと聴いてきたので、
うきうきしないこと夥しいものがある。
ソ連の大地に雪が積もるように、気分が沈んでいく~・・・

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