誰にも教えたくないレコードを聴く

アマチュア・オーケストラでヴィオラを弾いています。 過ぎ去りし日、森の中でクナッパーツブッシュのブルックナーの「ロマンティック」交響曲を聴いてこの世界に入りました。一曲を徹底的に聴き比べます。

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イゾルデを聴く。

●バイロイト1953年、ヨッフム指揮
3幕の終わり。音がこもり気味だが、まだ若い輝かしい声が楽しめる。
具合が悪くて死ぬ、という感じが全くしない凛とした歌い回し。

彼女を見出し戦後バイロイトに推薦したのはあのフラグスタートだそうだ。
自分はもう出ないけど、彼女ならということらしい。
直接確認せず、フラグスタートの推薦なら間違いないということで
ブリュンヒルデに起用することを決めたヴィーラント・ワーグナーも
やはり大物。

ヨッフムの指揮が重くて音楽が停滞気味。
バイロイトのオケって年によってメンバーが異なり響きがかなり違っている。
最近はそんな違いはほとんど感じさせないが、50年代はかなり違う。
音のとりかたにもよるのだろうが、好みは第一に62年、63年。
魔法のような響きだ。次に56年の深々とした響き。
51年、52年は高弦のうるおいが今ひとつ。
53年は明快さがなくこもった響き。
54年はかなり良いが、カラっとしすぎて浅い感じ。
55年は、金管がブレンドされずやや耳障り。
57年はかなり良いが、ややこもり気味。
58年はあきらかに軽く明るい響きに変わってしまっている。
59-61年と理想的な響きに近づき、62年を迎える。
64年以降はまた充実した重みが失われつつあり、
65-67年などはやはり金管がやや浮いた感じになる。

●MET1955年、ケンペ指揮
2幕と3幕を聴く。
昼の場面をはじめ、3幕のマルケ王のシーンなどにもカットが入る。
METならではのたたみかけるような生々しい上演記録。
呼吸と推進力が素晴らしい。Varnayもそれに乗ってみごとな歌いぶり。
舞台で動き回ると他の歌手は音が近くなったり遠くなったりするのだが、
彼女だけは常にオンマイク。ばっちり聴き取れる。
さすが大女優。

それにしてもVarnayのイゾルデ全曲記録がこの2つしかないなんて・・・

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