誰にも教えたくないレコードを聴く

アマチュア・オーケストラでヴィオラを弾いています。 過ぎ去りし日、森の中でクナッパーツブッシュのブルックナーの「ロマンティック」交響曲を聴いてこの世界に入りました。一曲を徹底的に聴き比べます。

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デッカのハイドン:交響曲全集。
どの曲もいつでも音で聴けるということは本当に有り難いことで、
録音-制作にかかる手間の膨大さを考え合わせても、尊敬に値する企画だ。

ハイドン:交響曲第39番ト短調(4:40/3:53/3:01/3:50)
アンタル・ドラティ指揮
フィルハーモニア・フンガリカ
全集第10巻(第38番ハ長調「エコー」、第40番ヘ長調、第41番ハ長調)

このオケは結構ヴァイオリンが魅力的で、その点ヴァイオリンのメロディーがだめだと
どうしようもないハイドン演奏に適したオケだと言える。

39番は落ち着いた進行で、迷いがない演奏だが、もう少し切迫感がほしいところ。
冒頭のテーマが弱いので、ト短調開始早々のざわざわした雰囲気が伝わってこない。
強弱の処理がベートーヴェン的で、pの部分が生きてこない。
また、この曲はともに3拍子の中間楽章2つをおもしろく聴かせるのが至難だが、
2楽章アンダンテで3拍子であることを強調するのはいいにしても、いささか単調で、
ハイドンの機知が伝わらない。
チェンバロは1楽章のフォルテから入ってくる。
反復処理は、1楽章後半、2楽章後半、3楽章ダカーポ後のメヌエット、4楽章後半を
省略している。


このディスクで思わず耳を奪われたのは、続く第40番ヘ長調の終楽章のフーガと、
第41番ハ長調の2楽章=ウン・ポコ・アンダンテ(ヘ長調)の集中力あふれる見事な歌だった。
現代楽器で生々しいサウンドのフーガ、弱音器つきの弦が幽玄な41番。
ドラティはヘ長調の曲と相性がよい!?

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