誰にも教えたくないレコードを聴く

アマチュア・オーケストラでヴィオラを弾いています。 過ぎ去りし日、森の中でクナッパーツブッシュのブルックナーの「ロマンティック」交響曲を聴いてこの世界に入りました。一曲を徹底的に聴き比べます。

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なぜこれだけの名歌手がバイロイト音楽祭に呼ばれなかったのだろう?
戦前はともかく、戦後の新バイロイトが1951年に復活してからも、シーボムの全盛期は続いていたのに。
バイロイトで「トリスタンとイゾルデ」は、1952年~53年、57~59年、62年~64年、
66年~70年とたくさん上演されているのに。
この間、バイロイトでは、ブランゲーネ役に、イラ・マラニウクやグレース・ホフマン、
そして、クリスタ・ルードヴィヒが起用されており、3人とも録音で聴くことができる。

バイロイトに思いを馳せつつ、今日は、1958年(40歳)の記録を聴く。


ヴァーグナー:「トリスタンとイゾルデ」
マーガレット・ハーショウ(イゾルデ)、ブランシュ・シーボム(ブランゲーネ)、
ヴィナイ(トリスタン)、カッセル(クルヴェナール)他
メトロポリタン歌劇場
フリッツ・シュティドリー指揮
1958年3月1日
ベンサーOL3158


さすがに年齢を感じさせる瞬間もあるが、高音の伸ばしがどぎついイゾルデに比べて、
シーボムの歌はやはり格調高い。音の入りがスムーズで、フレーズの途中で息が切れず、
美しい音が保持される。
2幕をはじめから聴いたが、興奮気味のお姫様に対して、実に豊かな歌を聴かせる。
最高の管弦楽を伴う「ブランゲーネの警告」も、この録音では歌が大きくクローズアップされ、
圧倒的だ。
この年代にしては音の状態は不十分で、メトの場合、30年代とさほど録音技術が進歩していない
のは驚きだが、劇的な真実を優先して速いところはガンガン進め、遅いところはたっぷり歌う
伝統に従った指揮もなかなか良く、一気に聴けるソフトだ。

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