誰にも教えたくないレコードを聴く

アマチュア・オーケストラでヴィオラを弾いています。 過ぎ去りし日、森の中でクナッパーツブッシュのブルックナーの「ロマンティック」交響曲を聴いてこの世界に入りました。一曲を徹底的に聴き比べます。

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「素敵ね。この曲はきっと『第1番』より有名になるわ」とクララ・シューマンがブラームスに
言ったという第2シンフォニー。おだやかで光り輝きながら、幾分翳りを秘めた名主題群に加えて、
拍子のずらしやうごめく対旋律、幻想的なパッセージ、新古典主義的な無窮動など、全編魅力的な
音楽に埋め尽くされている。

初めて聴いたのは、強烈な波動の押し寄せるフルトヴェングラー/ベルリンフィルの52年盤だった。
その後長く聴いていたのは、ブルーノ・ワルター/ニューヨークフィルの53年盤。
ステレオ録音にない生気がほとばしる演奏だった。
以前は、ひたすら爆演系を喜んで聴いていたが、最近、完全に好みが変わって、歌重視、フレージングの自在さ重視、余韻重視、感性重視ということになった。ただ、生命力の感じられないものは捨て、だ。
ブラームスの中でも、この2番は特に演奏解釈の可能性が幅広いのでいろいろ聴き比べるのは楽しいひとときである。

◎ワルター/フランス国立放送管(1955年、ライヴ)
◎シューリヒト/ウイーンフィル(1953年、デッカ、スタジオ録音)
◎シューリヒト/シュトゥットゥガルト放送(1966年、ヘンスラー、ライヴ)
◎ダムロッシュ/ニューヨークフィル(1926年、パストマスターズ、SP復刻)

最高!としたいのがこの4つ。いずれも、指揮者が譜面を自分の体内に取り込み、自由自在に歌を再現する。
こういうのを聴くと他のはいろいろな約束事や小節線にしばられているようで窮屈に感じてしまう。
オケは、ニューヨークフィルを例外として、やはり欧州の楽団が良い。

○フルトヴェングラー/ベルリンフィル(1952年、EMI、ライヴ)
○フルトヴェングラー/ウイーンフィル(1945年、DGG、ライヴ)
○ワルター/ニューヨークフィル(1953年、ソニー、スタジオ録音)
○ワルター/ニューヨークフィル(1951年、ターラ、ライヴ)
○ミトロプーロス/ニューヨークフィル(1952年、ターラ、ライヴ)
○ワインガルトナー/ロンドンフィル(1940年、SP復刻)
○ケルテス/ウイーンフィル(1964年、デッカ、スタジオ録音)
○モントゥー/ロンドン響(1962年、フィリップス、スタジオ録音)
○アルヘンタ/フランス国立放送管(1951年、ターラ、ライヴ)
○ザンデルリンク/シュターツカペレ・ドレスデン(1972年、デンオン、スタジオ録音)
○トスカニーニ/フィルハーモニア管(1952年、テスタメント、ライヴ)
○クナッパーツブッシュ/ミュンヘンフィル(1956年、ドリームライフ、ライヴ)
これらもそれぞれわくわくするひとときを与えてくれる素晴らしさ。

その他・・・
▲カルロス・クライバー/ウイーンフィル(1988年、ライヴ)
▲ムラヴィンスキー/レニングラードフィル(1978年、ビクター、ライヴ)
▲トスカニーニ/BBC響(1938年、テスタメント、ライヴ)
▲クナッパーツブッシュ/ベルリンフィル(1944年、ターラ、ライヴ)
▲クナッパーツブッシュ/シュターツカペレ・ドレスデン(1959年、クナ協会、ライヴ)
▲ワルター/ベルリンフィル(1950年、ワルター協会、ライヴ)
▲ミュンシュ/フランス国立放送管(1965年、ヴァロワ、ライヴ)
▲アンチェル/チェコフィル(1967年、スプラフォン、スタジオ録音)
▲コンドラシン/ソビエトRTV大響(1971年、メロディア、スタジオ録音)
△トスカニーニ/NBC響(1943年、M&A、ライヴ)
△ケンペ/ミュンヘンフィル(1975年、スクリベンダム、スタジオ録音)
△チェリビダッケ/ミュンヘンフィル(1991年、EMI、ライヴ)
△ケーゲル/ライプツィヒ放送響(1970年、オード、ライヴ)
△ケーゲル/ライプツィヒ放送響(1971年、オード、ライヴ)
△シュタイン/バンベルク響(1990年、FKM、ライヴ)
・バルビローリ/ウイーンフィル(1967年、EMI、スタジオ録音)
・ヴァント/NDR響(1996年、BMG、ライヴ)
・フルトヴェングラー/ロンドンフィル(1948年、デッカ、スタジオ録音)
・ジュリーニ/ウイーンフィル(1991年、DGG、ライヴ)
・バーンスタイン/ウイーンフィル(1982年、DGG、ライヴ)
・ベーム/ベルリンフィル(1956年、DGG、スタジオ録音)
・ベーム/ロンドン響(1977年、BBC、ライヴ)
・コンドラシン/ロイヤル・コンセルトヘボウ管(1975年、フィリップス、ライヴ)
・ベルグルンド/ヨーロッパ室内管(2000年、オンディーヌ、スタジオ録音)
・ヤンソンス/ロイヤル・コンセルトヘボウ管(2004年、自主制作、ライヴ)

あとは、スイトナー、ヨッフム、クレンペラー、そして何よりメンゲルベルクを聴かなくてはならないと思っている。

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