誰にも教えたくないレコードを聴く

アマチュア・オーケストラでヴィオラを弾いています。 過ぎ去りし日、森の中でクナッパーツブッシュのブルックナーの「ロマンティック」交響曲を聴いてこの世界に入りました。一曲を徹底的に聴き比べます。

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せき立てられるような、いたたまれないような気分にさせられる古典派のト短調作品。
ハイドンの39番は、後輩モーツアルトの2曲(25番、40番)とともに強烈なメッセージを放つ。
まだまだ演奏スタイルが確定しておらず、また、音符やフレージング、装飾の扱いが奏者によって様々なので、
聴き比べは実にスリリングな体験であった。

何といっても、

◎トーマス・ファイ/ハイデルベルク響(ヘンスラー、2001年)

が凄い!
あらゆる小節、あらゆる音符を追求し尽くし、一聴後の驚きが納得へ変わっていく演奏である。
全楽章ともに面白さの連続だが、ダカーポ後のメヌエットの即興的な装飾は特筆ものだ。
オケの精度はやや荒く、アマチュアっぽさも顔をのぞかせるので、美音にこだわるなら・・・


○ヨハネス・モーザス/ライプツィヒ・ザクセン室内管(タチェット、1992年)

このレーベル独特のこだわりの超優秀録音で聴ける。静かに深く進行する演奏で繰り返し聴くのに適している。
選曲、企画が最高で、モーツアルト(25番)とヴァンハルのいずれもト短調交響曲を組み合わせている。

ほかに良かったものは・・・
▲シャンドール・ヴェーグ/カメラータ・アカデミア(オルフェオ、1986年)
▲トレヴァー・ピノック/イングリッシュ・コンソート(アルヒーフ、1989年)
▲アダム・フィッシャー/オーストリア=ハンガリー・ハイドン管(ニンバス、2001年)

ヴェーグの歌と生き生きとした弦楽合奏、フィッシャーの切れ味と嵐、ピリオド楽器による輝くピノック、
三者三様の良さがある。とても同じ楽譜を使ってやっているとは思えないほどスタイルが違っている。

その他・・・
△シモン・ゴールドベルク/オランダ室内管(フィリップス、1950年代?)
△デレック・ソロモンズ/レストロ・アルモニコ(CBSソニー、1981年)
△ハンス・マーティン・シュナイト/SWF響(アルテ・ノヴァ、1993年)
△フランス・ブリュッヘン/18世紀管(フィリップス、1994年)
△レスリー・ジョーンズ/ロンドン・リトル管(ノンサッチ、録音年不詳)
・レイモンド・レッパード/イギリス室内管(フィリップス、1970年代)
・アンタル・ドラティ/フィルハーモニア・フンガリカ(デッカ、)
・クリストファー・ホグウッド/アカデミー・オヴ・エンシシェント・ミュージック(オワリゾール、1989年)
・ヘルムート・ミュラー・ブリュール/ケルン室内管(ナクソス、2002年)

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