誰にも教えたくないレコードを聴く

アマチュア・オーケストラでヴィオラを弾いています。 過ぎ去りし日、森の中でクナッパーツブッシュのブルックナーの「ロマンティック」交響曲を聴いてこの世界に入りました。一曲を徹底的に聴き比べます。

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交響曲第4番「ロマンティック」の”正しい”楽譜って?
これが本当に分からない・・・
この曲のレコードやCD、演奏会の解説には実に様々な表記で使用楽譜、使用版、使用稿が記されている。
(全くふれていない場合も多い。)
ざっとあげれば・・・

「初稿」、「第1稿」、「第2稿」、「第3稿」、「原典版」、「改訂版」、「1874年版」、「1878/80年版」、
「国際ブルックナー協会版」、「旧全集版」、「新全集版」、「第1次批判全集版」、「第2次批判全集版」、「音友版」、
「ドーヴァー版」、「ハース版」、「ノヴァーク版」、「ノーヴァク版」、「オイレンブルク版」、「レーヴェ改訂版」、「ヴェース版」、「レートリッヒ版」、「リミックス版」、「宇野版」、「マーラー版」、「コースヴェット版」

いやはや大変なさわぎである。

詳しくは近日中に整理するとして、現在最も”標準”とされる、「ノヴァーク版」の演奏をDVDで見る。


DGG 00440 073 4325 (2DVD)
ブルックナー:交響曲第4番変ホ長調「ロマンティック」(第2稿ノヴァーク版)
(18:50/15:41/10:57/21:25=計66:53)
(+リハーサル54:16)
ラファエル・クーベリック指揮ウイーンフィル
1971年1月12~14日ムジークフェラインザール
(他、ベートーヴェン交響曲第2番、第3番「英雄」、序曲「レオノーレ」第3番、
モーツアルト交響曲第38番「プラハ」)


何といっても、リハーサルが興味深い!
まずフィナーレから入り、1楽章-2楽章と続く。
金管にソフトな音色を求め、必要以上に吠えないように気を配っている。
ブロックの変わり目でテンポが惰性で緩んだり走ったりしないように指示を出している。
たいへん威厳に満ちた表情で棒を振っており、70年代ウイーンフィルのメンバーもそれにこたえている。コンマスは2年前に着任したばかりの若きゲルハルト・ヘッツェル。弾きながらメンバーにボウイングを指示したりしている。ヴィオラトップはヴァイスか。黒眼鏡をかけてダンディなことこの上ない。
2楽章のメロディーも実に存在感があり、指揮者も満足している。

練習中は後ろのプルトがうろうろしていたり、隣と談笑したりしていて、音が荒れるところも多いが、
本番はビシッと引き締まる。各部分の生命力、美しさ、きらめきという点で素晴らしい演奏となっている。

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