誰にも教えたくないレコードを聴く

アマチュア・オーケストラでヴィオラを弾いています。 過ぎ去りし日、森の中でクナッパーツブッシュのブルックナーの「ロマンティック」交響曲を聴いてこの世界に入りました。一曲を徹底的に聴き比べます。

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今年もバイロイト音楽祭の放送が始まった。


▽前夜祭と3日間の舞台祭典劇“ニーベルングの指環”から

前夜祭「楽劇“ラインの黄金”」        ワーグナー作曲
                   (2時間30分09秒)
        ウォータン…(バリトン)アルベルト・ドーメン
           ドンナー…(バリトン)ラルフ・ルーカス
          フロー…(テノール)クレメンス・ビーバー
         ローゲ…(テノール)アルノルト・ベゾイエン
         アルベリヒ…(バリトン)アンドルー・ショア
          ミーメ…(テノール)ゲルハルト・ジーゲル
         ファゾルト…(バリトン)ヨン・クワンチュル
       ファフナー…(バス)ハンス・ペーター・ケーニヒ
       フリッカ…(メゾ・ソプラノ)ミシェル・ブリート
          フライア…(ソプラノ)エディット・ハラー
            エルダ…(メゾ・ソプラノ)藤村実穂子
  ウォークリンデ…(ソプラノ)フィオニュアラ・マッカーシー
       ウェルグンデ…(ソプラノ)ウルリケ・ヘルツェル
  フロースヒルデ…(メゾ・ソプラノ)マリナ・プルデンスカヤ

              (管弦楽)バイロイト祝祭管弦楽団
            (指揮)クリスティアン・ティーレマン
  ~ドイツ・バイロイト祝祭劇場で収録~
                   <2007/7/27>
  (バイエルン放送協会提供)



久々にスコアと首っ引きで全曲聴いたが、管弦楽はティーレマン独特の濃い演奏。
ところどころパウゼが入ったり、強弱の処理があざとい感じのするところがあるが、
中・低音域の充実したバランスのよい響きを聴かせる。特にヴィオラは実によい音だ。
反面、ヴァイオリンやトランペットはうるおいのない音で魅力が少ない。
この序夜のみで評価するのはどうかと思うが、前回担当したアダム・フィッシャーの精緻な音楽には
及ばない。盛り上げやテンポの切り替えはうまいが、静かな部分で緊張感が途絶えたり、
唐突にモチーフが現れてその準備がうまくいっていないなど、まだまだだと思う。
80~90年代のバレンボイム、レヴァイン、シノポリのトリオよりはまあましか、という程度で、
シュタインやブーレーズの音楽的知性には遠く及ばない。
なんでもかんでも彼に振らせすぎである。
藤村さんがフリッカでないのが残念だが、ブリートの声も藤村さんによく似た含みのある声で素晴らしい。
ドーメンのヴォータンは軽量級。低音が響かず、アクセントや附点音符の処理で工夫を見せるが、
音楽を小さくしていて好ましくない。

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