誰にも教えたくないレコードを聴く

アマチュア・オーケストラでヴィオラを弾いています。 過ぎ去りし日、森の中でクナッパーツブッシュのブルックナーの「ロマンティック」交響曲を聴いてこの世界に入りました。一曲を徹底的に聴き比べます。

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天下のベルリンフィルの第4といえば、フルトヴェングラー、ヨッフム、カラヤン、ムーティー、ヴァントがあって、どれも確かに「ブルックナーの音」がして良いので、楽しみに聴く。


EMI 9463847232
ブルックナー:交響曲第4番変ホ長調「ロマンティック」(第2稿ノヴァーク版)
(19:35/16:38/11:17/23:48、計71:19)
サイモン・ラトル指揮
ベルリンフィル
2006年録音


この曲、初めのクライマックスである51小節(A)のffで、もういい演奏かどうか分かってしまうのだが、このラトルは実に素晴らしい。クレッシェンドして到達したあと、だめ押しのように気合いを入れられるともう興ざめで、耳をふさぎたい気分になるのだが、ここでは、一段音量を落とし実に美しく旋律が奏でられる。安らぎのクライマックスが長く続くことになる。興奮でなくて幸福がここにある。

どこをとってもよく練られた完璧なバランスの名演奏だが、特にフィナーレで弦が入り組んだ箇所でふだんは聞こえにくい低弦のフレーズもクリアーに聞き取れるのが良い。単調さとも無縁の演奏で、随所に工夫がみられるが、フィナーレの第2主題のゆったりとしたテンポは絶妙で音楽に深みを与えている。
ノヴァーク版だが、トリオはフルートではなくオーボエに吹かせている。

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