誰にも教えたくないレコードを聴く

アマチュア・オーケストラでヴィオラを弾いています。 過ぎ去りし日、森の中でクナッパーツブッシュのブルックナーの「ロマンティック」交響曲を聴いてこの世界に入りました。一曲を徹底的に聴き比べます。

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有名なオボーエ吹きの宮本文昭氏が本で、
「この曲はシューベルトがスケベなことを考えて書いたにちがいない。」
というようなことを書いていた。プレーヤー仲間も皆同意したという。
・・・確かに乗り乗りの旋律ではあるが・・・

自分にとって、何の予備知識もなく聴いたトスカニーニのレコードは本当に強烈だった!
そもそも、史上最強の実況録音=ザルツの「魔笛」を聴くために購入したこのセット。
3枚目の表で「魔笛」が終わり、何の気なしに裏面に針を落とすと・・・
何という生々しい弦楽合奏!第2主題の熱い歌!そして、終楽章の転調!
以来すっかりお気に入りの曲になり、いろいろ聴いてみて改めてこの演奏の異常さが分かった。


米アルトゥーロ・トスカーニ協会 ATS1025-29
シューベルト:交響曲第2番変ロ長調D125
アルトゥーロ・トスカーニ指揮
NBC交響楽団
1938年11月12日 8Hスタジオ

+モーツアルト:「魔笛」全曲(1937年ザルツブルク音楽祭)
+メンデルスゾーン:交響曲第3番「スコッチ」、フィンガルの洞窟
+ドヴォルザーク:交響的変奏曲
+チャイコフスキー:「エウゲニー・オネーギン」ワルツ
+ストラヴィンスキー:ペトルーシカ
+グリンカ:Jota Aragonesa


冒頭のラルゴから切り込み方が尋常でなく、NBCの弦の猛者たちの腕が鳴る。
80小節からのドルチェで歌われる第2主題は熱いカンタービレで、トスカニーニのうなり声も聞かれ、
圧倒的だ。1楽章が終わると聴衆から拍手が起こる。
2楽章の各変奏も味が濃く、それでいて悲しく切ない。
3楽章はこれまた超ホットな合奏で、飛び出さんばかりの低弦が凄い。
4楽章も素晴らしいリズムの切れ味、迫真性、重さであり、たいへんな充実ぶりだ。
両端楽章の反復は省略されている。

トスカニーニの2番は3種類あるようなので、そのうち聴き比べてみたい。
①1938年11月12日 NBC響(当演奏)
②1940年3月23日 NBC響(ナクソス、テスタメント)
③1944年3月26日 NBC響(メモリーズ)

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