誰にも教えたくないレコードを聴く

アマチュア・オーケストラでヴィオラを弾いています。 過ぎ去りし日、森の中でクナッパーツブッシュのブルックナーの「ロマンティック」交響曲を聴いてこの世界に入りました。一曲を徹底的に聴き比べます。

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思ってもみないものが現れた!
1955年のバイロイト音楽祭の「神々の黄昏」。
デッカの録音チームは第1チクルスのみならず、第2チクルスまで録っていたのだ!

目玉は、メードルのブリュンヒルデと、ハンス・ホッターのグンター。
第1チクルスのブリュンヒルデはヴァルナイだった。
ヴァルナイはどちらかと言えばイゾルデ向きの濃い女。
神の子ながら、節操があって、聞く耳をもつ、変化する女ブリュンヒルデには
メードルの方がふさわしい。


テスタメント SBT4 1433(4×CD)
ヴァーグナー:「神々の黄昏」全曲
マルタ・メードル(ブリュンヒルデ)
ヴォルフガング・ヴィントガッセン(ジークフリート)
ハンス・ホッター(グンター)
フォゼフ・グラインドル(ハーゲン)
マリア・フォン・イロスヴァイ(ヴァルトラウテ)
グレ・ブルウェンステイン(グートルーネ)
ヨーゼフ・カイルベルト指揮
バイロイト音楽祭管
1955年8月14日ライブ録音(ステレオ)


デッカ・チームのステレオ録音で最盛期のバイロイトの公演が聴けるだけで幸せである。
メードルは期待以上に素晴らしいブリュンヒルデだった!
容姿には恵まれなかった彼女だが、声だけで聴く限り、内面的にはブリュンヒルデそのものだ。
中音域あたりの艶めかしい音色は絶品で、息の長い節回しも素晴らしい。
ヴィントガッセンも艶があり、ホッターとグラインドルは最強の兄弟だ。
前年にフルトヴェングラーとクレメンス・クラウスが死去し、ヴァルナイ夫君のヴァイゲルトもこの年に亡くなり、悲しみに彩られた音楽祭の素晴らしい記録である。

バイロイトは年によって管弦楽の状態がいろいろで、それがまた面白いのだが、
深くねばりのある弦楽に比べて、金管はやや音色が軽く浮いた感じに聞こえる。
管弦楽でいえば、翌1956年が最高で、次いで1961~3年が良いと思う。

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コメント
バイロイト
オーケストラの趣が年によって異なることまでは、これまであまり気にしていませんでした。今後は、意識をもって鑑賞したいと思います。

この第2ティクルスは未聴ですが、是非メードルのブリュンヒルデを聞いてみたいと思います。
2011/11/23(水) 21:55:24 | URL | 深夜便 #JXoSs/ZU[ 編集 ]

どうも、旧東独側の奏者がいたときといないときがあったようで、年によって響きが変わってくるのは確かに感じます。コメントありがとうございました。
2011/11/23(水) 23:09:37 | URL | knapper2 #-[ 編集 ]
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