誰にも教えたくないレコードを聴く

アマチュア・オーケストラでヴィオラを弾いています。 過ぎ去りし日、森の中でクナッパーツブッシュのブルックナーの「ロマンティック」交響曲を聴いてこの世界に入りました。一曲を徹底的に聴き比べます。

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この曲はまず美しい声のソプラノで聴きたい。
カタログを見ていると、Elisabeth Grümmerの名が!
天地創造のソプラノは、宗教曲だけに敬虔で清潔な声が良いのだろうが、
合わせてぬくもりや活きのよさも欲しいところ。

ドイツ系オペラの役柄で近いのは、「タンホイザー」のエリーザベトか。
第3幕の祈りのアリアはまさにオラトリオの世界だ。
「タンホイザー」のスタジオ録音で最高峰のDGG盤(シュレーダー指揮)と
ETERNA盤(コンヴィチュニー指揮)でエリーザベトを歌っているのが、
アイッパーレ(DGG)とグリュンマー(ETERNA)。
アイッパーレのガブリエルはクラウスの天地創造で聴いてとても良かった。
今回も期待できそうである。


仏HMV ASDF235/7(3×LP)
ハイドン:オラトリオ「天地創造」全曲
エリザベート・グリュンマー(ガブリエル、エヴァ)
ヨゼフ・トラクセル(ウリエル)
ゴットローブ・フリック(ラファエル、アダム)
カール・フォルスター指揮
ベルリン交響楽団、聖ヘドヴィヒ合唱団


渇き気味のオケに対して、声は残響がやや多めの録音ながら、
やはりグリュンマーの声は素晴らしかった。期待通りである。
語をはっきりと出してとても元気よく歌っているが、
長い音符や高音の伸ばしがまったくキンキンせずぬくもりのある気持ちのよい音楽である。
たくさんある装飾音符も自然で明快。
若々しい声のトラクセル、貫禄たっぷりながら運動神経の良いフリックも良い。
オケは期待していなかったがこれは非常に良い演奏であった。
第1ヴァイオリンが常に魅力をふりまき、木管や内声も美しい。
テンポ感が良く、各部の終曲ではコーラスと一体になって小気味よく盛り上がる。
特に第1部終曲、”Keiner, Keiner Zunge fremd”のあとのピュウ・アレグロから
1割ほどテンポを上げるところが実にうまくいっている。
ここがうまくいくと、この曲随一の有名曲で大きな感動が得られるのだが、
意外にうまくいっている演奏は少ない。

LPだと1枚目が第1部、2枚目が第2部、3枚目が第3部と切れ目がよい。
データがよくわからないが、いつ頃の録音なのだろうか?
グリュンマーの声からすると、1960年前後のように思えるが。

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