誰にも教えたくないレコードを聴く

アマチュア・オーケストラでヴィオラを弾いています。 過ぎ去りし日、森の中でクナッパーツブッシュのブルックナーの「ロマンティック」交響曲を聴いてこの世界に入りました。一曲を徹底的に聴き比べます。

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N響オーボエ、茂木さんの本を読む。バイエルン放送響のオーディションの顛末が実におもしろい。
というわけで、ちょうどその頃のバイエルンの録音を聴くことにする。


独Orfeo C150852 (2×CD)
ハイドン:オラトリオ「天地創造」全曲
マーガレット・マーシャル(ガブリエル)
ギーネ・ハウエル(ラファエル)
ヴィンソン・コレ(ウリエル)
ルチア・ポップ(イヴ)
ベルント・ヴァイクル(アダム)
ラファエル・クーベリック指揮
バイエルン放送交響楽団・合唱団
1984年6月3-9日録音


たいへん長く重い冒頭のフェルマータ。バーンスタインなんかと同系統の豊満だがキレのない混沌の描写。これはだめかと思っていると、歌が入るあたりから流石のクーベリック、テンポが良くなり曲の良さに自然に入っていける。しかし、変化や新鮮さに乏しく第2部の面白さはあまり味わえない。

でも、これは第3部が素晴らしい!
ポップのイヴにヴァイクルのアダム!
最近の演奏ではないので、ポップも45歳とまだフレッシュだ!
ポップのエリーザベトにヴァイクルのウォルフラムの「タンホイザー」を思い出してしまう。
(ハイティンクの全曲CD)
天地創造は初めの方の「光あれ!」が強烈なクライマックスになってしまって、
1部・2部終曲のフーガは素晴らしいものの、どうも第3部が解体傾向というか、
テンションが下がってしまうのだが、
ドイツ・オペラの経験豊富なこの二人が歌うと俄然光を放つ!
神の創造を一からふり返る長大な第31曲、そのあとの人間アダムのイヴへの告白、
オペラテッィクな魅力に満ちている。
空中に漂わせるようなアウフタクトの音が美しいポップに
一語一語の味わいが深く気品あるヴァイクルの声。
クーベリックの指揮にもそのせいか生気が戻ってくる。
第3部の愛聴盤になりそうだ。

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