誰にも教えたくないレコードを聴く

アマチュア・オーケストラでヴィオラを弾いています。 過ぎ去りし日、森の中でクナッパーツブッシュのブルックナーの「ロマンティック」交響曲を聴いてこの世界に入りました。一曲を徹底的に聴き比べます。

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フルトヴェングラー・センターから気合いの入ったCDセットが届いた。
フルトヴェングラーが指揮したブルックナーの交響曲第4番「ロマンティック」が3枚のCDに収められている。

1枚目は、1941年ベルリンフィルとの演奏で、テープ録音開発以前のため、5分しか続けて収録できないため、5分ごとに欠落ができてしまっている。ただし、演奏は他では聴けない見事なもので、圧力をしっかりとかけたヴァイオリンのボウイングが強烈なトゥッティを生み出す。2楽章第2主題、ヴィオラの夜曲は他とは次元の違う素晴らしさだ。

いかに演奏が素晴らしくても、欠落は感興をそぐこと甚だしいものがあり、そこで、この欠落部分を補って聴こうというのが、2枚目である。1951年シュトゥットガルトでのウイーンフィルとの演奏から欠落部分を拾い、プロの技でテンポや音量、調を調整して自然につながるようにしている。
いかにうまくつないでも、ベルリンフィルとウイーンフィルでは音色が異なり、年代も10年違えばノイズの具合も違うので、チェンジしたところですぐに分かってしまうのだが、通して聴ける魅力はやはり絶大である。この企画に敬意を表したい。

3枚目は、その補填に使用したウイーンフィルとの1951年の演奏。随分昔、1000円の廉価盤LPレコードで聴いていた懐かしの演奏だ。

楽譜は第3稿改訂版。1楽章、金管の裏で対旋律を朗々と弾くはずのヴィオラがピチカートになっていたり、深々とした安らぎのクライマックスにタイコが入っていたりと許せない部分が多い。

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