誰にも教えたくないレコードを聴く

アマチュア・オーケストラでヴィオラを弾いています。 過ぎ去りし日、森の中でクナッパーツブッシュのブルックナーの「ロマンティック」交響曲を聴いてこの世界に入りました。一曲を徹底的に聴き比べます。

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片道約1時間の通勤時間。日が短くなって寒い中、Brucknerがしっくりくる。
ようやく9番まで聴いたが、これはやはり素晴らしい全集である。

全体的には、
○あらゆる風景・部分がよく練られていて、適当に流しているところが全くない。
○それでいて生命力や推進力、深々とした呼吸感に満ちていて音楽が充実している。
○休止の後の弦の入りが積極的で、退屈しない。
○各パートのサウンドが美しく、対位旋律やちょっとした経過句がはっきりと聴き取れる。
○埋もれやすい木管の引き立たせ方は特に効果的である。
○迷いのない毅然とした解釈で安心して身を任せられる。

個々の曲で印象に残ったのは、
まず8番だ。
ハープがこんなに絢爛豪華に聞こえるのは初めてだ。おそらく、作曲者の願い通り3台使っているのだろう。第3楽章では、音型に合わせてクレシェンドさせ、他のパートを抑えて見事な効果を発揮している。
高弦のトレモロが大きくなり、ffになったときの煌めきも見事。これは古い録音では絶対に味わえないところだ。
6番でも、この高弦のトレモロの輝きが目立つ。
5番では、低弦の進行が充実しており、フーガも圧倒的。
1番では、初期様式のリンツ稿の豪快さと、後期様式のウイーン稿の豊かさの描き分けが見事。
ウイーン稿終楽章コーダの大俯瞰はめったに聴けない素晴らしさ。

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