誰にも教えたくないレコードを聴く

アマチュア・オーケストラでヴィオラを弾いています。 過ぎ去りし日、森の中でクナッパーツブッシュのブルックナーの「ロマンティック」交響曲を聴いてこの世界に入りました。一曲を徹底的に聴き比べます。

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死の前年1790年。
異常な作品数の少なさ、
書いた作品の華のなさ、
に興味を持ち、
KV593の五重奏曲を重点的に聴いてきた。

やはり、この年の初めに初演されたオペラ「コシ・ファン・トゥッテ」KV588
の影響が大きいのではないだろうか。
台本も、音楽の形式も、あまりに練られていてとても理解することが難しい。
もとのさやにおさまったカップルたちも、激しい恋の葛藤を経て
微妙に着地点が違っていて、このあとどうなるのかとても心配である。


ERATO 2564 68230-6(3CDs)
モーツァルト:歌劇「コシ・ファン・トゥッテ」KV588
テ・カナワ(フィオルディリージ)
フォン・シュターデ(ドラベッラ)
ストラータス(デスピーナ)
レンダール(フェッランド)
フッテンロッチャー(グリエルモ)
バスティン(ドン・アルフォンゾ)
1977年録音
ストラスブール・フィル
アラン・ロンバール指揮


このオペラでは、女声陣の良さでソフトをチョイスしたい。
テ・カナワ-シュターデは声質が似ていて差が出てこないという批判があるが、
私はとても気に入った。特に若いころのシュターデはメゾなのに透明かつノーブルな声で
素晴らしい。おまけにストラータスもいい。

ロンバール指揮のストラスブールのオケも、
ゆったりとしたテンポの中、70年代にしては表情が濃厚で
ぞくぞくさせてくれる瞬間を多くもっている。

コシの最高の演奏はどれなのだろうか。
世評の高い、シュワルツコップ-ベームはどうも好きになれないので、
いろいろ探しているのだが、
このロンバール盤はかなりいい線をいっている。

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